アンバー・ハード、名誉毀損の裁判を控訴 賠償金の一部見送るジョニデ側の提案蹴る?
女優のアンバー・ハードが、元夫で俳優のジョニー・デップに対する名誉毀損の裁判を正式に控訴した。2018年にアンバーがワシントン・ポスト紙に寄稿した論説に対して、ジョニーに名誉毀損で1000万ドル(約13億7000万円)の損害賠償金を支払うよう命じられてから約2カ月が経過。先週アンバーは新たな裁判の要求を却下されたにもかかわらず、21日に同判決を覆すことを試みる通知書を提出した。
ジョニーの代理人は同判決が覆ることはないだろうと確信。同日夜、DailyMail.comにこう語った。「陪審員は6週間の裁判で提出された広範な証拠に耳を傾け、被告自身が複数の事例でデップ氏の名誉を毀損したという、全員一致の明確な評決を得ました」「私たちは、この評決が支持されるものと確信しています」
今月初め、アンバーの弁護士は、陪審員の1人は召喚状が同じ名前と住所を持つ父親宛に送られていたため、陪審員として参加する資格がないと主張。裁判官に無効審理を宣言するよう求めた。しかしペニー・アズカラテ判事は「詐欺や不正行為の証拠はない」と判断し、この要求を却下。陪審員の評決を支持した。また裁判開始時に双方がすべての陪審員に質問し、受け入れたことを指摘した。
アンバーはこれまで、ジョニーへの損害賠償金を支払うことができないと話しており、反訴請求を起こした3件のうち、1件は勝訴している。
先月ジョニーの弁護士は情報番組のインタビューで、アンバーが控訴をしないことに合意すれば、数百万ドル(数億円)の損害賠償金を見送る可能性があると示唆していた。だがアンバーの弁護士は6月24日の公聴会で合意を拒否したためチャンスを失い、アズカラート判事は評決を確定。アンバー唯一の一手は控訴に委ねられていた。