お騒がせ歌手 ギグの前にはストローで声帯のウォームアップ!?
歌手のノエル・ギャラガー(55)はギグの前に紙ストローを使って歌い声帯をウォームアップしているのだという。ノエルは、このユニークなギグ前の声の準備法は、2019年にU2とのツアーで声に問題があってから医者から勧められたのだと明かす。
マット・モーガンのポッドキャスト番組『ファニー・ハウ』でノエルは次のように語った。「紙ストローを渡されて、『始まる30分前君の部屋で音楽をかけたら、このストローを口の中に入れて、何の曲でもよいから一緒にハミングしてみて』って医者に言われたんだ」「最初は疑っていたけど、本当に効くんだよ。普通なら何曲か歌わないとダメなんだけど、今はすぐに調子が出るんだ。いきなりだよ」
またノエルはどこに行くのにも、ストローを隠し持っているようにしているという。「何処に行くのにも持っていくんだよ。紙ストローが入った容器を持ってるんだ」「事務所の女の子達は、『また煙草吸い出したんですか?バックステージで煙草を持ち歩いてるのを見たと言っていた人たちがいましたよ。かっこいいですね』と言うから『違うんだ。ウォームアップの為のものだよ』って言ったんだ」
一方でノエルは以前に、3年間コカインを使用していたことから、恐ろしいパニック障害に苛まれたことを告白している。2020年に出演したポッドキャスト番組で、当時をこう振り返っていた。「1995年から98年。あれは俺が狂っていた時代だった」「一度は病院に行かなければならないほどだった。あれはデトロイトだった。精神病を患っていて病院に行かなければならないのを想像してみてよ」「アクセントのせいで一言も俺の言うことを分からないんだよ。『俺はもう直ぐ死ぬんだ』という感じだった」「酷い発作が起きて、それでやめたんだ」
若い頃は激しくパーティーしていたノエル。現在ではコカインはもはや楽しいものではなく、退屈なものに思えるのだと語っていた。「(人がやっていても)何とも思わないよ。部屋で沢山の人達が山のようにコカインをやっている中に座っていられる。全然平気さ」「人々が煙草を吸っていても座っていられる。でもコカインが出てきたら全然違った夜になってしまうのを分かってるんだ。いつだって楽しく盛り上がっている時に、誰かがコカインを取り出すと『そろそろ、帰る時間が来た。だってつまらないから』ってなる」
またノエルはコカインをやめるのは簡単で、リハビリも必要なかったという。「自分はリハビリに入るのに労働者階級過ぎるとは思わない。そうするには、クールすぎるとも思っていない。ただそれは必要なかった。ある朝目覚めて。もう止めたってね。煙草は偶然で止めたんだ。替えを持っていなかっただけ。『今日から禁煙に挑戦する』という感じではなかった。同じくドラッグも十分やったから。当時、とりあえず6カ月クスリをやめるぞって思っていたんだ。ライフスタイルを大きく変える事を計画していたわけでもない 止めた後2週間ぐらいたって、『こっちのほうが良い。断然好きだ』って思ったんだ」