人気映画の衣装手掛けた有名デザイナーが死去 「さようなら、あなたは愛された」友人が追悼
衣装デザイナーのマイケル・クランシーが死去した。映画『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』、『アンダーカヴァー』、『幸せの行方』などの衣装を手掛けたマイケル、友人で衣装デザイナーのナオミ・ウルフ・ラクターが自身のインスタグラムに追悼の言葉を寄せている。
「真のオリジナル、素晴らしいアーティスト、大切な友人。私たちのねじれ熱を帯びた夢のような関係は、子供の遊びと純粋な狂気の狭間にあった。エキセントリックな似た者同士の私たちは情けなしの知恵比べをした。普通とは退屈な人々のものだった。ゆっくりする時間ね。この人生が待つものの向こう側へ、さようなら。あなたは愛された」
ナオミとは2010年のテレビドラマ『ランニング・ワイルド』で仕事を共にしていたマイケル、アイルランドで生まれ、ケニヤとカナダのトロントで育ち。ニューヨークとロンドンに居を構えていた。
一方アン・リー監督の1993年作『ウェディング・バンケット』でハリウッド映画に初参加、その後『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』、『アンダーカヴァー』、『幸せの行方』、『パーティーガール』『ザ・ワックネス』などで活躍したマイケル、テレビ作品では『キッドナップ』『私はラブ・リーガル 』『ブルーブラッド ~NYPD家族の絆~』に参加、最後のクレジットはリーブ・シュレイバー主演の『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』のシーズン6となった。
ちなみに昨年のヴォーグ誌のインタビューで、マイケルは自身が最も誇りに思っている作品として『パーティーガール』を挙げていた。