米人気歌手が盗作を否定 歌詞は全て自分が書いたと主張
米人気歌手のテイラー・スウィフトは『シェイク・イット・オフ』の歌詞はすべて自分が書いたと主張している。
同曲の歌詞を盗んだとする2017年の著作権訴訟に対処するため、この宣言をしたという。8日に連邦裁判所に提出された書類の中で、テイラーは著作権侵害を否定。
2014年に米ポップトリオ3LWの楽曲『プレイヤズ・ゴン・プレイ』を「聞いたことがない」とし、その曲も3LWというグループも知らなかったため、3LWの曲を盗用することはあり得ないと主張。この曲を初めて聞いたのは、このような主張がなされた後だった」と続けている。
ビルボードが入手した申立書の抜粋によると、テイラーは明確に盗用を否定。「『シェイク・イット・オフ』の歌詞はすべて私が書いたものだ」と主張しており、その歌詞が同曲に含まれるようになった過程についても説明している。
「歌詞を書くにあたって、特に私生活に対する容赦のない世間の詮索、煽情的な見出しなどによるネットユーザーのクリック誘導、世論の操作などネガティブな個人批判など自分の人生での経験を一部利用しました。私はただ振り切って音楽に集中する必要があると学んだのです」
テイラーは、「プレイヤーはプレイする」というフレーズと「憎む人は憎む」というフレーズは、子供の頃から広く使用されていたとアピール。
「多くの歌や映画、その他の作品」の中でこのフレーズが多く使われていると指摘したほか、「憎む人は憎む」という言葉が書かれたTシャツを着用した2013年のパフォーマンスを引き合いに出した。
この訴訟は、『プレイヤズ・ゴン・プレイ』のソングライターであるショーン・ホールとネイサン・バトラーが起こしたもの。2018年に取り下げられたが、翌年に控訴審によって復活した。2021年12月、裁判官は、同件は陪審によって決定されるべきであるとの判決を下したが、正式な公判期日はまだ決まっていない。