脳死のアン・ヘッシュ、臓器を提供 生命維持装置を外す
女優のアン・ヘッシュが死去した。53歳だった。ロサンゼルスで起きた交通事故により重度の無酸素性脳損傷を負い、12日に「カリフォルニア州法に基づき法的死亡(脳死)」を宣告されたアン。臓器提供が可能かどうか見定める間、生命維持装置に繋がれていたが、レシピエント(臓器移植を受ける患者)が見つかったことから、装置が外されたという。
代理人は、臓器のレシピエントが見つかったことを声明を通して発表。「アン・ヘッシュは、安らかに生命維持装置から外されました」とした。
脳死宣告を受ける以前にアンの家族は「命は助からない見込み」と声明を発表。「不運なことに、アン・ヘッシュは事故により重度の無酸素性脳損傷を負い、昏睡状態にあります。命は助からない見込みです」「彼女は長年臓器提供を希望してきており、それが可能かどうかを見定めるまで生命維持装置に繋がれています」「アンは、大きなハートとその寛大な精神で会う人皆の心に触れました。彼女の驚くべき才能以上に彼女は親切さと喜びを広めることを人生の仕事としていました」「彼女は、勇気ある正直さで思い出され、彼女の光は心から偲ばれることでしょう」と綴っていた。
映画『フェイク』などで知られたアンは、元夫コールマン・ラフーンとの息子ホーマー(20)、元恋人ジェームズ・タッパーとの息子アトラス(13)と2人の子供を残し帰らぬ人となった。