初の黒人ジェームズ・ボンド候補だったイドリス・エルバ 次期「007」交渉から降りる
英国の俳優イドリス・エルバが、次期ジェームズ・ボンドに関する交渉から去ったという。ダニエル・クレイグが「007」シリーズから降板したことを受けて、次のボンド役候補として名前が挙がっていたイドリスだが、自らのシリーズを開始する意向だと言われている。
ある関係者が15日、ザ・サン紙に話したところによると、イドリスは、自分以外のボンド役に適した俳優の名前を同シリーズのプロデューサー、バーバラ・ブロッコリに伝えたそうで、「ファンとバーバラはイドリスを希望していましたが、彼は自らの作品を作りたいのです」「しかしながら彼は、007役向きの俳優の名前を幾つか伝えましたよ」「彼は『非公式』に決定過程に関わっています。プロデューサー達と、とても長い間話し合いを続けてきましたからね」と明かしている。
自身にとってシリーズ5作目となった『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を最後に降板したダニエルに変わるボンド役には、ブロッコリが「素晴らしい俳優」と称したイドリスが有力候補と言われていたが、イドリスが去ったことから、候補として名前が挙がっているヘンリー・カヴィル(39)やレジ=ジーン・ペイジ(34)に注目が集まっている。