伝説バンドのメンバー、妻の大腸がんを機にチャリティーコンサートを企画

 ロックバンドのザ・ストーン・ローゼスのベーシスト、マニ(59)とステージ4の大腸がんの闘病生活を続ける妻・イメルダさんが、チャリティコンサートを企画している。11月18日にマンチェスターのキンプトン・クロックタワー・ホテルで開催されるチャリティーコンサート「ディス・イズ・ザ・ワン」で集まった寄付金はすべて、クリスティ病院とストックポート・チャリタブル・トラストに寄付される予定だ。パフォーマンス以外に、「ユニークな記念品」が当たる特別なくじ引きも行うという。

 マニ (本名ゲイリー・マウントフィールド)は「人生で一番弱い2のペアが配られる時は、毅然と向かい合わないといけない!妻が診断されてからの2年間、色んな意味で厳しいものだったけど、同時に僕たちは多くのことに目を向けるようになったよ。この病気は根絶しなきゃならない。そのために少しでも僕たちの役割を果たす義務を感じているんだ。だから、みんな一緒に頑張ろう、助け合って。僕たちは勝つんだ!」と声明を出している。

 2020年11月にがんを宣告され、クリスティ病院で治療を受けたイメルダさんは「どちらの慈善団体も私の患者としての旅を支えてくれました。がんは患者本人だけでなく周囲の人々にも影響を及ぼすので、さらなる研究に投資することで、家族に与える打撃を少しでも軽減できることを願っています」と付け加えた。

 一方で、今年4月に扁桃腺がんと診断され、クリスティ病院で30回の放射線治療と2回の化学療法の治療を受けたオアシスのギタリストだったポール・“ボーンヘッド”・アーサーズは今年、病院のスタッフを称賛。「僕を支え、治療してくれたチームにはいくら感謝してもしきれません。医師、放射線技師、栄養士、言語聴覚士。皆さんのおかげでとても楽になりました。僕はこれからもずっと、皆さんがしてくれることを、自分の胸に手を当てて振り返ることでしょう。本当にありがとう」と語っていた。

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