名作『素晴らしき哉、人生!』出演女優が死去、97歳 「もうひとり天使が増えました」
1940年代に活躍した元女優のヴァージニア・パットンが死去した。97歳だった。名作映画『素晴らしき哉、人生!』(1946年)などで知られたヴァージニアが18日にジョージア州アルバニーの老人養護施設で息を引き取ったことを地元の葬儀社が明らかにした。
同映画でヴァージニアと共演したキャロライン・グリムスは、「もう1人天使が増えました!ヴァージニア・パットン・モスです。97歳でした。彼女は今愛するクルーズと一緒にいます。彼女は偲ばれることでしょう」とフェイスブックに追悼の言葉を綴っている。
1925年にオハイオ州クリーブランドで生れたヴァージニアは、ポートランドのジェファーソン高校を卒業後、南カリフォルニア大学で学ぶためにロサンゼルスへ移住。『素晴らしい哉、人生!』への出演のほか、『ザ・バーニング・クロス』(47年)や『ブラック・イーグル』(48年)でもヒロインを演じた。
1949年に自動車会社の幹部クルース・W・モス氏と結婚したヴァージニアは、家庭に入ることを決心し、『ザ・ラッキー・スティッフ』(49年)を最後に銀幕を去った。
モス氏とは、2018年の他界まで70年あまり連れ添い、3人の子供をもうけている。
ヴァージニアは女優引退後、ミシガン大学美術館の説明員や、不動産投資会社パットン・コープの社長も務めていた。