反アパルトヘイト運動家の孫 メーガン妃を非難「比べることなど決してできません」
ネルソン・マンデラ氏の孫がメーガン妃を非難している。今週、南アフリカ共和国では自身とヘンリー王子との結婚が、反アパルトヘイト運動家で後に同国の大統領となったマンデラ氏が1990年に27年間の獄中生活の後、釈放された時と同様に歓喜をもって迎えられたという発言で論争を呼んでいたメーガン妃。マンデラ氏の孫マンドラ・マンデラ氏が、そのふたつの出来事は比べ物にならないと指摘したかたちだ。
同国の国会議員であるマンドラ氏はメールオンラインにこう話してる。「誰かの結婚のお祝いと比べることなど決してできません」「マディバ(ネルソン・マンデラ氏への敬意をこめた愛称)の祝福は、南アフリカにおける350年の植民地主義、60年間の残酷なアパルトヘイト制度からの克服に基づいたものです。ですから、同じとはならないのです」「毎日、自身がネルソン・マンデラだと言う人々が出てきますが、それらの人々は彼の功績に目を向け、彼自身が推し進めた運動を広め、提唱者となるべきです」
また、祖父の釈放の方がメーガン妃の「白人の王子様」との結婚よりもはるかに重要だったとして、「我々はいまだに過去の傷を負っています。しかし、それら(マンデラ氏の祝福)は大多数の人が通りに出て、初めて投票権を行使したことによる賜物なのです」と続けた。
ヘンリー王子との間にアーチー君(3)、リリベットちゃん(1)がいるメーガン妃のコメントは、今週発売されたザ・カット誌のインタビューからのもので、その中で妃は2019年の「ライオン・キング」のプレミアに出席した際、南アフリカ出身のキャストメンバーから呼び止められた出来事を回想。「彼は私を見つめ、こう言ったんです。『これをあなたに知ってほしいのです。あなたがこの家族にお嫁入りした時、マンデラが釈放された時と同じように、外に出てお祝いしましたよ』って」と話していた。