映画「ビースト」監督明かす 同作はブラッド・ピットから影響受ける
バルタサール・コルマウクル監督が、新作サバイバルアクション映画『ビースト』は、ギャング映画『スナッチ』でのブラッド・ピットの演技からインスピレーションを受けたと明かしている。
コルマウクル監督は、アイルランド人放浪ボクサー役を演じたブラッド・ピットが、同新作にもたらした影響を語った。
コライダーに「ライオンは人を襲うためにこの世に生まれてきたわけではないのです。映画の中ではその状況がとてもわかりやすく描かれていると思うのですが、同時に、相応の相手がいないとダメなんです」と説明。
「例えば、『スナッチ』のブラッド・ピットを、ライオンのアイディアに少し取り入れました。無駄がなく、意地悪で、速く、予測不可能。ライオンを肉の塊や動物として見るだけでなく、実際のキャラクターとして見なければなりません。私たちは、キャラクター作りのため、ライオンに関する文献で気に入ったものを見つけ、違った方法でライオンを表現するために多くの労力を費やしました」
と続けた。
また同監督は、イドリス・エルバ、シャールト・コプリー、リア・ジェフリーズらが出演する新作では同ジャンルの過去の作品とは差別化を試みたそう。
「この映画では、この手の他の映画とは一線を画し、何か違うものを提供したいと思いました。明らかに、『ジュラシック・パーク』の方が予算も生物もはるかに大きいですから。なので、立ち往生しているシーンで、閉所恐怖感のレベルを上げたんです。この状況におかれたキャラクターの1人と感じられるようにね」とアピールした。。