元セックス・ピストルズのボーカル エリザベス女王崩御による“金儲け”?に怒「下劣で無礼」

 元セックス・ピストルズのボーカル、ジョン・ライドン(ピストルズではジョニー・ロットン)(66)がエリザベス女王崩御を受けて金儲けを企むセックス・ピストルズからは距離を置きたいと話した。「ジョニー・ロットン」として同バンドでフロントマンを務めたジョン、女王の死をお金に換えるような如何なる活動にも関与するつもりはなく、そのような試みは自国の君主として70年間在位し続けた女王への冒涜だとした。

 ツイッターにジョンはこう綴る。「ジョン・ライドンはエリザベス女王の死をお金に換えようとするセックス・ピストルズのあらゆる活動から距離を取ることを望んでいる。バンドメンバーと事務所側は裁判所の判決合意に基づき、過半数によりジョンの希望に反していくつかの依頼を承認した」

 更にジョンのアカウントにはこう追加のツイートがされていた。「ジョンの観点では、『ゴッド・セイブ・ザ・クイーン』に関連して商業利益のためにセックス・ピストルズが今この時期に依頼を受けることは、女王や遺族にとって下劣で無礼なことである」「この歴史的な曲の歌詞はジョンが書いたもので、彼は王室を支持したことは一度もないものの、この大変な時期に近しい人を無くした人や家族と同じく彼らも尊重されるべきだと感じている」

 そんなジョンは以前、ダニー・ボイルが監督を務めたHulu配信の同バンドのドラマ『ピストル』での楽曲使用禁止を求めバンドメンバーらと法廷で争うも敗訴していた。

 今回のジョンの主張に関して同バンドの広報はピッチフォークにこう話している。「彼が一体何の件を指しているのか理解できません。女王や彼女の文化的影響に関するニュースで画像やオーディオ使用の依頼がいくつかあっただけです。『ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン』のいかなる宣伝やリリースといったものは全くありません」

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