ジェームズ・キャメロン監督 3Dは「終わっていない」
ジェームズ・キャメロン監督が、カラー映画が一般的になったことを引き合いに出し、3Dは「終わっていない」と語った。2009年の大ヒット映画『アバター』を進化した3D映像でリマスタリングした特別版『アバター:ジェームス・キャメロン3Dリマスター』が9月23日より公開予定だが、キャメロン監督は観客は3Dに飽きてはおらず、受けられていると論を張る。
/FILMによると、同監督は『アバター』のプロモーションで、次のように語ったという。
「今では劇場に行って超大作映画を観る時の選択肢のひとつとなっている」「カラー映画に似ている。カラー映画が初めて出てきた時、それは一大事だった。人々はカラーだったから映画を観に行った」
またキャメロン監督は2009年を振り返り、同作の全世界興行収入28億ドル(約4013億円)の記録が現在でも破られていないことを挙げ「『アバター』の頃は人々は3Dを観るために映画館へ足を運んだんだ」「あれは当時、映画の見せ方におけるインパクトがあって、映画の製作方法や時代精神の一部として、今では受け入れられていると思う」と続けた。
さらに、2010年当時同作が批評家たちや観客に人気があったことで、賞受賞に繋がったと語る。「『アバター』は3Dのデジタルカメラで撮影されて、アカデミー賞で撮影賞に選ばれた」「それまでデジタルカメラで撮影された映画はアカデミー賞で撮影賞にノミネートされたことが一度もなかった」「続く3年間で2回、そのカメラで撮影された映画がアカデミー賞を受賞した」「4年間で言うと3回アカデミーはデジタルカメラで撮影された映画を評価した。その3本全てが3Dだった」
特別版の3Dリマスター劇場公開に続き、待望の『アバター』の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は今年12月に公開予定だ。