15歳と18歳で性的暴行を受けた人気俳優 それに「負けない」強い意志

 俳優のマシュー・マコノヒーは、15歳で脅迫により性行為を強いられ、18歳の時には薬を盛られ男性から性的いたずらをされたものの、それに「負けない」という強い意思を持っていたそうだ。その辛い経験を以前、回想録『グリーンライツ』の中で明らかにしていたマシューが、女性との関係について10代の時に父親と交わした会話を振り返った。

 アマンダ・デ・カディネットのポッドキャスト番組『ザ・カンバセーション:アバウト・ザ・メン』に出演したマシューは、こう話している。

 「僕は、女性や交際、性関係、距離への敬意について両親から教わった」

 「僕の父は、鳥とミツバチを例に教えてくれたんだ。僕を座らせ、鳥やミツバチについて話し『キスする歳になっているかい?』と聞いてきたから、僕は『そうです』って答えた。そしたら『いつの日かそれ以上のことをする時がくる。おそらくもっと親密になり、胸やベルトの下まで達する時だ』『お前にも、その時が来る』ってね」

 そして相手の意思を確認することが大切だとして、相手のためらいを感じたら、必ずそこで止め、次の機会まで待つように教わったそうだ。

 また15歳の時の苦い経験にも関わらず、その後「健康的な性関係」を持つことができたという。

 「僕にとって、それが正しい方法ではないし、クールでもなく、そうあるべきでもないということは明確だった」

 「あの後、健康的な性関係を持つことができたし、両想いの女の子達と付き合うこともできた。僕達はゆっくり関係を深めて行ったよ。美しく、不器用だった。でもあのような醜いものじゃなかった」

 そして周りの人々から助けられながらトラウマを克服したとした上で「最初の経験が脅迫によるものだったからと言って、交際を恐れるつもりはなかった。そんなことはない。あれは例外的なことで、それは普通のやり方じゃない。そして、そのことに負けたくなかった。『あれにより、人々に対する信頼感を失うつもりはない。絶対に。僕は健康的な交際をすることが出来る。それは譲れない』ってね」と語っている。

 「それが起こったことは事実。それは否定しない。醜いことだ。今でも、このストーリーを話すのは辛い。でも、それを背負い続けるかって?僕は、交渉の余地なく背負わないことを選ぶよ。進んでゆく人生に、そのお荷物を持ち込むつもりはないからね」

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