アンジー「3日間シャワー禁止」で撮った蜂群がるポートレート写真がコンテスト入賞
女優アンジェリーナ・ジョリーの写真がシエナ・インターナショナル・フォト・アワード2022で入賞を果たした。蜂が体に群がる中ポーズを決めたアンジェリーナを捉えた写真がファシネイティング・フェイセズ・アンド・キャラクターズ部門を制覇、同作品はアンジェリーナが昨年、世界ミツバチの日に合わせて自らが関わる養蜂プログラム「ウィメン・フォー・ビーズ」に関心を集めることを目的にナショナルジオグラフィックに登場した時のもので、カメラマンのダン・ウィンターが撮影を担当した。
アンジェリーナの写真も含めた同アワード全20部門の作品は、11月20日までイタリアで開催されるシエナ・アワード・フェスティバルでクリエイティブ・フォト・アワードやドローン・フォト・アワードの入賞作品と共に展示される。また同フェスティバルでは、報道カメラマンの故ダニッシュ・シディキの展覧会も開催される。ちなみにシエナ・アワードでの最優秀写真には、ギリシャ人カメラマン、コンスタンティノス・タカリディスによる森林火災が迫っている自宅を背景にした81歳の女性の写真「ウーマン・フロム・エヴィア」が選ばれた。
一方アンジェリーナは今回入賞した写真の撮影に関して以前こう話していた。「ヘアメイクでは、フェロモンで身体を拭いていたのが可笑しかったわ。3日間シャワーは禁止。『色んな違う香りやシャンプー、香水なんかが付いていると、ハチは君が何者か分からなくなる』って言われたから。あと鼻と耳に詰め物をして、できるだけハチが入ってくる穴を無くすようにしたの」
そしてハチとのつかの間の蜜月を楽しんだそうで、「とにかく静止し、自分の身体に、その瞬間に留まる必要があった。それは私にとって簡単な事じゃない。頭の中でこの生物は危険で刺す可能性もあるって。じゃあどう一緒にいるべきか?この地球を一緒にシェアしているという精神ね。お互いに影響を及ぼし合っている。そう感じるべきで、実際そうだった。こんな経験ができてとても名誉だったし幸運を感じた」と続けていた。