人気ラッパーのクーリオさんのヒット曲『ギャングスタズ・パラダイス』が、死後チャートに返り咲いた。

　先月２８日に、ロサンゼルスの友人宅で意識不明となっているところを発見され、５９歳でこの世を去ったというニュースは世界中に衝撃を与え、多くのファンがクーリオさんを一躍有名にした１９９５年の名作を改めて聴いているようだ。

　ビルボード・コムによると、クーリオさんの死後、この曲のストリーム数は米国内だけで２６４％も急増、全英シングルチャートで５５位、米国のビルボードのホットＲ＆Ｂ／ヒップホップソングス・チャートで１６位、ホット・ラップ・ソング・チャートで１１位にそれぞれ再登場、ギリシャ、ベルギー、リトアニア、ポーランドなどでもチャート入りを果たした。

　『ギャングスタズ・パラダイス』　は、２００９年にクーリオさんがリアリティ番組　『セレブリティ・ビッグ・ブラザー』に出演した際にも、全英チャートに再登場したことがある。

　一方でクーリオさんの遺体が火葬され、遺灰が家族のために宝石に埋め込まれることが明らかになっている。ＴＭＺが入手した死亡診断書には、クーリオさん（本名アーティス・レオン・アイビー・ジュニア）の葬式は終わったと記載されている。

　代理人によると、１０人の子供たちを含む遺族には、遺灰を入れたペンダントが贈られるという。

　クーリオさんは２０００年に離婚した元妻ホセファ・サリナスとの間に、アーティーシャ、ブランディ、ジャッキー、アーティスという４人の子供をもうけた。彼にはさらに６人の子供がいる。