お騒がせラッパー ツイッターアカウント凍結される ヘイトスピーチに関する規約違反
人気ラッパーのカニエ・ウェストがツイッターアカウントを凍結された。同プラットフォームのヘイトスピーチに関する規約に違反したという理由で9日にアカウントが停止となった。
「ユダヤ人たちにデスコン3を仕掛けにいく」というツイートが同プラットフォームのポリシーに反すると見なされたかたちで、7日には、インスタグラムでも制限を受けていた。
ハリウッド・リポーターが公開したカニエのツイート全文はこうなっている。
「今夜は少し眠いが、起きたらユダヤ人たちにデスコン3を仕掛けにいく。おかしなことだが、俺は反ユダヤ主義にはなれない。なぜなら黒人は実質ユダヤ人だからだ。そしてお前らは俺を弄び、自分たちの計画に反対する人間を全員排斥しようとした」
その後「このツイートはツイッターのルールで禁じられています」という通知に変更され、同プラットフォームの広報も「あのアカウントはツイッターの規約を違反し停止されました」とPITCHFORK.COMに話している。
一方インスタグラムでカニエは、ショーン・”ディディ”・コムズに向けて「奴はユダヤ人に管理されている」と宣言したとされており、契約違反によりアカウントが制限されたほか、幾つかの投稿が削除されていた。
その後ツイッターにプラットフォームを移したカニエは、インスタグラムを傘下に置くメタ・グループ代表マーク・ザッカーバーグを名指し、自身とマークのツーショット写真と共に、「これを見ろマーク。なんでお前は俺をインスタグラムから締め出した?」とツイートしていた。
同グループの上層部はカニエのどの投稿が原因でアカウント停止となったかには触れずに、「我々は規約を繰り返し違反するアカウントについては制限する可能性があります」とメールオンラインに話している。
そんなカニエは4日に開催されたパリ・ファッションウィークで、「ホワイト・ライブズ・マター」とバックに書かれたTシャツを着ていたことで批判を受け、ソーシャルメディア上で怒りの言葉を綴っていたところだった。