エリザベス女王追悼で供えられたくまののぬいぐるみ1000体以上が寄付
英国のエリザベス女王への追悼で供えられた「くまのパディントン」のぬいぐるみ1000体以上がチャリティ団体に寄付される。
先月96歳で崩御した女王に哀悼の意を表す人々が、カードや花束と共にバッキンガム宮殿前などに供えたぬいぐるみが、恵まれない環境にある子供達を支援するチャリティ団体「バーナードス」に贈られることを英王室が明らかにした。
英王室は、2016年に同チャリティ団体のパトロンを女王から引き継いだカミラ王妃がクラレンス・ハウスでパディントンに囲まれる写真を、『くまのパディントン』が初めて出版されてから64周年にあたる13日に発表。「このテディベアたちはプロの手によってクリーニングされ、数週間後に届けられる予定です」と綴られている。
一方同チャリティ団体のリン・ペリーCEOは「エリザベス2世女王陛下はバーナードのパトロンを30年以上勤めてくださいました。人々が女王の思い出と共に残したテディを迎えることを名誉に感じています。これらのベアがきちんと管理され、私たちが支援する子供たちに愛され、彼らに喜びをもたらすことを約束します」と誓った。
さらに「イギリスの恵まれない子供たちや若者らについての気づきを促し、必要不可欠なサービスの継続を可能にしてくれた女王陛下の支援に心から感謝しています」と続けた。
在位70周年を記念するプラチナ・ジュビリーで公開された動画の中で、パディントンと共演していたエリザベス女王、お茶の時間をともに楽しんでいた。
一方でウィリアム王子は以前、パディントンを見ると、女王を失った悲しみの波が押し寄せてくると告白していた。