人気女優 36歳で更年期障害に「閉経後、かなりよくなっている」

 女優のナオミ・ワッツ(54)が更年期の女性に向けた美容ブランド、ストライプスを立ち上げた。36歳で更年期障害になったナオミ、ホルモンの変化で「頭皮から膣まで」の影響に対応する商品が美容業界になかったことが自身のブランドを立ち上げるきっかけとなったという。

 インスタイル誌にナオミはこう語る。

 「いくつかのブランドは私の年齢層の女性たちに応じたものを出しているけど、正直にそのグループにいる女性たちを代表しているものとは感じなかった。そのキャンペーンとかメッセージのことね。その広告に26歳や28歳の人を採用しているのよ。私たちが決して満たされないことが約束されているかのよう。そして自分がその物語の中に登場していないことで実際嫌な気分になるの」

 美白セラムや毛量を増やすヘアマスクなど髪や身体をケアする商品を展開するナオミのブランドは、更年期が引き起こす膣の乾燥に対応する商品作りにも力を入れたと語る。

 「ヘアとボディに関するものを含めて、膣用商品も入れたかった。悩みが出る場所だから。更年期に関して皆が言うのがリビドー(性衝動)が弱まるっていうのがあるけど、ホルモンで私たちの気分が移り変わることがなくなるからもちろん少しはそうなる。でもそれでセックスのことを考えなくなったり、したくなくなったりするわけじゃない。欲望はまだあるもの。もう少し整理して、努力がちょっと必要になるだけ。そこが乾燥して痛みが出ることでセックスが嫌になる女性が出てしまう可能性がある。でも実際閉経後、かなり良くなっているの」

 元夫リーヴ・シュナイダーとの間に13歳の娘と15歳の息子がいるナオミ、更年期に関して沈黙はしないとして「私たちは更年期を過ぎて、ネットの使い方を知る初めての世代。これまでそのプラットフォームはまだなかった。私たちは世代を超えたことをしているって思うの。そして母親や祖母が沈黙し一人でその時期を乗り越えてきたことを実感している。私たちは自分の悩みに関して沈黙を守ったりすることはないと言っているの」と続けた。

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