誤射事故でスタッフ死亡の映画 撮影再開 遺族も製作総指揮として参加
銃の誤射事故でスタッフが死亡した映画『ラスト』の撮影は、「感情的に難しい」という理由で、事故のあったニューメキシコ州からカリフォルニア州へロケ地を移して再開されるという。同ウェスタン映画の撮影は昨年10月、主演のアレック・ボールドウィンが持っていた小道具の銃による誤射事故で撮影監督のハリナ・ハッチンスさんが死亡したことにより中断していたものの、来年1月に再開する見込みだ。
製作側は来週からロケ地を探し始める予定で、ある関係者はデッドラインにこう話している。「クルーやキャストにとって、同じ場所に戻るのは感情的に難しいことです」
またラスト・ムービー・プロダクションズの弁護士メリーナ・スパドーン氏も「『ラスト』の撮影はニューメキシコ州には戻りません。製作側はカリフォルニア州を含む別のロケ地を探していますが、まだ決定はしていません」とロケ地変更を明らかにしている。
昨年の事故を受け、製作陣は新たなラインプロデューサーや武器担当者、助監督、撮影監督を見つける必要がある。
プロデューサーの1人でもあるアレックは先日、ハッチンスさんの遺族と和解に至っており、ハッチンズさんの夫マシュー・ハッチンスさんが製作総指揮として参加することに同意している。