人気バンド『ナイトウィッシュ』のフロール・ヤンセンが乳がんを告白

 シンフォニックメタル・バンド『ナイトウィッシュ』のヴォーカリスト、フロール・ヤンセン(41)が乳がんと診断されたという。2週間ほど前に衝撃的な診断を受けたことを明かしたフロールだが、それが非攻撃性のがんで予後は非常に順調としてファンを安心させていた。

 手術と放射線治療を受け「がんが完全に無くなる」こと、そして「乳房を維持できることを期待している」と、ソーシャルメディアでこう語っている。

 「これはあなたへの手紙。人生は波があり、浮き沈みがあるもの」

 「私はこれまで何度も絶好調の波に乗ることができ、それを長年のキャリアを通じて、ソーシャルメディアや世界中の数多くのショーで皆さんと分かち合ってきたわ」

 「でも今、新たな波が私を襲ったの。良い波じゃないわ。私は乳がんなの。2週間ほど前に診断されて、明日腫瘍を取り除く手術を受ける予定。予後はとっても好調? 非攻撃性のがんで転移もしないみたい。乳房も残すつもりよ」

 「そして、この手術と、その3ヶ月後に行われる局所放射線治療でがんが消える予定。この前向きな予測が続くかどうかは手術後にもっと分かるわ」

 ミュージシャンの夫ハンネス・ヴァン・ダールとの間に5歳の娘フレイヤを持つフロールは、マンモグラフィーの検診を受けなければがんは発見されなかっただろうと、その必要性を訴える。

「がんという言葉は衝撃的。診断される前に人生で重要だと感じていたことが、数分のうちに激変してしまうのよ。今はただ、健康に戻りたい。娘の成長も見たいし、生きたいの」

 「この診断で最も恐ろしいのは、自分は健康だと思っていたこと。40歳を過ぎた女性として、通常のマンモグラフィー検診を受けるまで、がんを感じず、がんがあることも知らなかった。発見もされなかったでしょう」

 「1年後、腫瘍はもっと大きくなっていたかもしれない。そう思うと、この話をみなさんとシェアしたかったの。マンモグラフィーは命を救う。不快だし、どうせ自分には何もないだろうと思うかもしれないけれど、とにかく絶対検診を受けに行って!」

 フロールは、来月20日にベルギーのアントワープからスタートするナイトウィッシュのヨーロッパ・ツアーに参加できるよう、回復したいと望んでいる。

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