カニエ・ウェスト 業界追放の動き進行?アップル・ミュージックのプレイリストも削除
ラッパーのカニエ・ウェストによるアップル・ミュージックの必聴プレイリストが削除された。メールオンラインによると27日に消されたそうで、本人の反ユダヤ主義発言による騒動が原因とされている。
最近は世界規模のブランドから次々と絶縁されているイェことカニエの一連の発言についてスポティファイのダニエル・エクCEOは「酷すぎる」としつつも、本人の作った音楽は同プラットフォームのアンチ・ヘイトのポリシーに反するものではないと話し、楽曲に関してはカニエのレーベル、ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)のデフ・ジャムに任せるとした。
「彼の音楽に関することです。その音楽は我々のポリシーに違反していません。(同プラットフォーム上のカニエの曲に関して)アクションを起こすかどうかは彼のレーベル次第です」
一方UMGのスポークパーソンはこう話す。「デフ・ジャムとレコーディング・アーティストとしてのイェとの関係、デフジャムの(カニエが立ち上げた)グッド・ミュージック・レーベルとのパートナーシップ、イェのグッズに関するブラヴァドとの契約全ては2021年に終了しました」
バレンシアガやギャップとの契約が切られ、大手タレントエージェンシーのクリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー(CAA)からも見放されたカニエだが本人はTMZのインタビューで「俺は金を全く失っちゃいない。バレンシアガのサイトから外された日は最高に開放された1日だった」と強気の姿勢を見せていた。
パリ・ファッション・ウィークでの「ホワイト・ライブズ・マター」Tシャツでも騒動を呼んだカニエ。続々と縁切りを始めた人々に向かってこう続けた。
「俺たちはここにいるぞ。どこにも隠れたりしない。あのユダヤ人発言について話そうじゃないか。俺が意図したことを証明してやるよ」
「俺たち全員が団結するってことだったのさ。愛を得る前に真実が必要だ。さもないと俺たちはただ嘘を愛することになる。誰もそんなプラットフォームを決して期待しない。皆が怖がっているわけじゃない、奴らは俺たちに怖いものがないことに怖がっている。奴らの全ての戦術は通用しない」
「俺の生活が政治的な意見で脅かされている。間違った色のハットを被る、もしくは黒人の男として俺は果敢に『ホワイト・ライヴズ・マター』Tシャツを着たことによってだ。白人が『ブラック・ライヴズ・マター』Tシャツを着ている、よくよく考えればかなり偏っていることだ」