ツイッターの“青バッジ”が有料化? マスク氏は必要性を主張も有名作家はブチギレ
米実業家のイーロン・マスク氏が、ツイッターの青い認証バッジを有料化する必要性を主張している。先週440億ドル(約6兆4400億円)でツイッターを買収した米テスラCEOのマスク氏は、既存のサブスクリプションサービス「ツイッター・ブルー」の月額を現在の4.99ドル(約730円)から19.99ドル(約2900円)に値上げするかたちで認証手続きを有料化することを検討しているという。
今回のニュースに多くのユーザーが怒りを示しており、有名ホラー作家のスティーヴン・キングも、有料化となれば同プラットフォームの使用を止めるとして「私のブルー・チェックに月20ドル?そんなことはやってられない。彼らが私に支払うべきだ。もしそれが決定すれば、私はエンロンのように去るよ」とツイートしている。
そこでマスク氏は同投稿に返答、「我々は何らかの方法で必要経費を支払わなければならない。ツイッターは広告だけに頼るわけにはいかない。8ドル(約1180円)では?」と小規模の値上げを提案、「これが実施される前に長文でその理由を説明する。これがボットやトロール撲滅への唯一の方法だ」と続けた。
マスク氏は、10月27日に買収取引を完了する前に、「親愛なるツイッターの広告主へ」という投稿で「ツイッターを買収した理由は、幅広い信条が暴力のない健全なかたちで議論できる共有のデジタル広場が文明の未来に重要だからだ」と買収の動機を説明していた。