マライア・キャリー 詩と音楽の創作に「救われた」
歌手のマライア・キャリー(52)は、詩と音楽を逃避の手段として使い、書くことで「救われた」という。
自分の音楽に救われた12歳の少女マライアを描いた自身初の児童書『ザ・クリスマス・プリンセス』を執筆。同作は「おとぎ話」である一方で、自身の人生といくつかの類似点があるそうだ。
少女とマライアに共通する「小屋」と同様に、マライアの母親パトリシアがオペラ歌手だったのに対し、この少女の母親は 「ディーバ」 と呼ばれている。
また主人公の12歳という年齢も関係しており、マライアはピープル誌にこう語っている。
「それは私が間違いなく『その他大勢』だと知った年齢なの」「実際にカメレオンになれたら最高だったけど、私はそのための道具を持っていなかった。つまり、お金を持っていなかったわけ」
その代わりに、マライアは逃げ道として詩と音楽に目を向け、1997年の楽曲『アウトサイド』のような歌詞は自身の幼少期からインスピレーションを得ていた。
「書くことで私は救われた」と明かすと、同作の登場人物を引き合いに出し「彼女の音楽が彼女自身を救うの。王子様がやってくるというのではなくて、本人が自分の毎日を救う」と指摘している。
一方、自称クリスマスの女王のマライアは、本を書き始めるきっかけとなったのは、もう一つの祝祭日だったとして「2年前の感謝祭で、私は野菜の鍋を作ったの。とてもおいしくて、私たちはそれを清められた野菜と名付けたわ」と明かし、「友人や家族のために料理をすること、その時にしていたことのすべてが『ああ、私の小さい頃とはずいぶん違うな!』と思ったのよ」と続けた。