人気学園ドラマ脚本家 主要キャストの他界後の継続を後悔 終了後2人の学生役も早世
脚本家のライアン・マーフィー(56)は、フィン・ハドソンを演じたコーリー・モンティスが2013年に亡くなった後に、米ドラマ『glee/グリー』でを終了すべきだったと考えているという。同作の脚本、総指揮を務め、ブラッド・ファルチャック、イアン・ブレナンらと共同制作したライアン。コーリーの死後、コーリーとシーズン5エピソード「ザ・クォーターバック」の主人公フィンに敬意を表し、続けるべきでなかったと発言した。
ポッドキャスト番組『アンド・ザッツ・ホワット・ユー・リアリー・ミスド』に出演したライアンは、司会のジェナ・アウシュコウィッツとケビン・マクヘイルに次のように語っている。
「今だったらあの番組はやらなかっただろうね。あまりにも生々しすぎるし、あまりにも早すぎる気がしていたんだ」
またライアンは、コーリーの死をきっかけに、同作の将来をどうするかについて、チームが「たくさん」話し合ったことを明かしていた。
「多くの人が意見を出し合って、たくさんの会話をした結果、我々は番組を続けるという決断したことを覚えている。そしてもしこのような仕事を続けるのであれば、今回のことをどのように扱うのか?だって番組の主役である男性が死んでしまったのだからね」
「なかったことにするのか?彼はカメラに映らないところで死んだのか?でもそれは私には違和感があったんだ」
「そして、多くの議論を重ね、私たちは彼に敬意を表することに決めたと思う」
ライアンは、もしこの決断を見直す機会に立ち返ることが出来るのなら、コーリーの死後さらに30エピソード続き、第6シーズンで終了したこの番組を、「挽回」しようとするのではなく、「終了」させるだろうと続けた。
「もしもう一度やるとしたら、かなり長い間やめていただろうし、おそらく戻ってくることもなかっただろうね」
「というのも、このようなことから立ち直ることはできないからね」
『glee/グリー』の出演者は、フィン役のコーリーが薬物の過剰摂取で31歳の若さで急逝。パック役のマーク・サリングは児童ポルノ所持容疑の罪を認め判決待ちだったが、2018年1月に35歳で自ら命を絶った。またサンタナ役のナヤ・リヴェラも20年7月に湖で水死している。