カミラ王妃 「くまのパディントン」を児童福祉慈善団体に寄付 エリザベス女王崩御の際に市民から供えられたぬいぐるみ

 カミラ王妃(75)が、今年9月エリザベス女王追悼で市民から供えられた「くまのパディントン」のぬいぐるみを寄付先に届けた。英王室は女王崩御の際に寄せられた1000体以上のぬいぐるみを児童福祉慈善団体バーナードスに寄付することを発表しており、24日、カミラ王妃がその一部を自ら届けたかたちだ。

映画「パディントン」シリーズに出演したヒュー・ボネヴィルとマデリン・ハリス、そして原作者である故マイケル・ボンドの娘カレン・ジャンケルさんと共にロンドン東部にある同団体の保育所を訪れた王妃、40人の子供達とパディントンの好物であるマーマレード・サンドイッチを一緒に食べたが、その中の1人オスカー・イシャーウッド君が「マーマレードは嫌い」と宣言する一場面もあった。また王妃は、パディントンに小さなブーツをはかせるよう子供達に呼び掛け「そうしないと彼は外に行けませんから」と話した一方、ヒューはパディントンの本を読み聞かせた。

 これらのぬいぐるみは、専門業者によりクリーニングされた後寄付されたという。

王妃は保育所を去る際「これらのクマ達に家を見つけられて嬉しかったです。気を付けて世話をしてあげてくださいね」と語った。

 バーナードスの最高責任者リン・ペリー氏は、王妃の訪問について「今日はバーナードスにとってとても特別な日です。この大切なクマ達は子供達にとって非常に意味のあるものです。これまでの特別な旅路のことを知っていますから」「私達は王妃の支援と心遣いに非常に感謝しています。子供達はこの時を今後何年も思い出すことになるでしょう」と感謝の気持ちを語った。

 エリザベス女王の在位70年を記念したプラチナ・ジュビリーで放映された短編動画の中でくまのパディントンが女王と共演していたことから、崩御の際追悼のメッセージと共にそのぬいぐるみが多く寄せられていた。

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