スティーブン・スピルバーグ監督 コロナ陽性 映画賞欠席
スティーブン・スピルバーグ監督(75)が、コロナ検査で陽性反応が出たためゴッサム・インディペンデント映画賞を欠席した。
28日にニューヨークで開催された授賞式で、ミシェル・ウィリアムズにパフォーマー・トリビュート賞を授与する予定だったものの、同監督の新作『ザ・ファーブルマンズ』でミシェルと共演したポール・ダノが代役を務めることになった。
ポールは壇上で、ミシェルと共に出席した同作のハリウッドでのプレミアを振り返り、「ミシェルは『この辺を車で周りながら、仕事を探していたのを思い出すわ』って言った」と語った。
そしてこう続けた。
「だから僕は『その10代の女の子が、キャリア半ばで、ゴッサム映画賞でほかでもないスティーブン・スピルバーグからトリビュート賞を受け取るってことを知っていたらと想像してみよう。彼女はどう思っただろう?』って考えたよ」
「そして『スティーブンはコロナにかかったから』って、その子に言ったとしたら、『コロナって何?』ってなるだろうともね。そして『ポール・ダノが君を紹介することになる』って言うと、『一体ポール・ダノって誰なの?』ってなっただろう」とスピルバーグ不在の理由に触れていた。
スピルバーグ監督の両親を題材にした半自伝的作品である『ザ・ファーブルマンズ』で、母親役を演じるミシェルは、ドラマ『ドーソンズ・クリーク』で自身が演じたキャラクターの祖母役を演じたメアリー・ベス・ペイルに触れ、「メアリー・ベスの孫娘になっていなかったら、スティーブン・スピルバーグの母親役にどう対処して良いのか分からなかっただろう」と感謝の言葉を語っていた。