イーロン・マスク氏 イベントのサプライズ出演でブーイングを浴びる
イーロン・マスク氏(51)が、デイヴ・シャペルのステージにサプライズ出演した際、ブーイングを受けた。最近ツイッターを買収したことで話題となっているマスク氏は、11日にサンフランシスコで行われたギグでの観客の反応にショックを受けたようで、ほぼ口を閉ざしたままだった。
ネット上で拡散されている動画では、マスク氏が「なんて言えばいいんだろう?」と尋ねたところ、デイヴは同氏がツイッターのスタッフを解雇したことに触れ「どうやら、君が解雇した人々が観客の中にいるようだ」と答えているのが見て取れる。
マスク氏は440億ドル(約6兆550億円)でツイッターを買収した後、多くのスタッフを解雇したほかドナルド・トランプ前米大統領のアカウントを復活させたことで論争を呼んでいる。
デイヴは、チェイス・センターで行われたクリス・ロックとのジョイントショーで、「世界一の金持ち」とマスク氏を紹介、「アイ・ラブ・ツイッター」と書かれたTシャツを着て登場したマスク氏に対する観客の反応に関し、「声援とブーイングがあるね」とコメント、「こんなにブーイングしている人がいるけど、明らかなのは、座席が酷いからなんだ。全てあっちから来ているだろう」とジョークを飛ばしその場を和ませようとした。
そして火星の植民地化が夢だというマスク氏がステージに呼んでくれたことに感謝の言葉を述べると、デイヴは「もちろんだ。この機会を逃さないよ。火星初のコメディクラブは僕のものだ。取引成立だ」と話した後、ブーイングが止まなかったことから「何も言うな。この瞬間を駄目にしてしまう。イーロンあの音が聞こえるかい?差し迫った市民暴動の音だ」と続けた。