故マイケル・ジャクソンが登場するセガの幻のゲーム見つかる イギリスのカーブートセール
故マイケル・ジャクソンが登場するセガの幻のゲームが、イギリスのカーブートセールで発見された。
1993年に発売されたアーケードゲーム『スクランブル・トレーニング』に映し出されるマイケルのFMV(フルモーションビデオ)映像は、中古で購入後にYouTubeにアップロードされている。
同ゲームはプレイヤーがパイロットとなり、ジャクソン司令官から8人乗りの宇宙船での任務の訓練を受けるというもので、当初『マイケル・ジャクソン・イン・スクランブル・トレーニング』と名付けられたものの、1993年にマイケルが当時13歳のファン、ジョーダン・チャンドラーを虐待したとの非難を受け、『スクランブル・トレーニング』に改名、現存が定かでなかった。
一方、今年の初め、長い間セガと繋がりを持っていたマイケルが、ゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ3』の音楽を作曲していたことがようやく明らかになった。
日本の同ゲーム会社でソニックチームを率いていた中裕司氏は、2009年に50歳で亡くなったマイケルが1994年の同ゲームのために音楽を作ったという長年の噂を認めつつ、今年4月にリリースされたコンピレーションタイトル『ソニック・オリジンズ』ではサウンドトラックが変更されたことにツイッターで苦言を呈していた。
マイケルがゲームの制作に関与しているかどうかを問う噂は、2006年にYouTuberのQjimboがゲーム内の音楽とマイケルが作った音楽の類似性を強調する動画を提示したことで注目された。
マイケルとタッグを組んだセガは、1988年のマイケル主演映画『ムーンウォーカー』を題材にしたゲームを開発、マイケルの大ヒット曲を収録した同ゲームはアーケードゲームとして大成功を収め、後にいくつかの家庭用ゲーム機へと移植された。マイケルが熱心なゲーマーであり、ネバーランド牧場にゲームセンターがあったことはよく知られている。