人気ラッパーが54歳で死去 代理人「何かを公表する投稿をする必要はない」
人気ラッパーのグランド・ダディ・I.U.(本名アユブ・ベイ)が54歳で死去した。
1980年代にはヒップホップグループのジュース・クルーのメンバーだったが、1990年にビズ・マーキーのコールド・チリン・レコードからリリースしたデビューアルバム『スムーズ・アサシン』でより知られるようになった。
ラッパー仲間でレコード・プロデューサーのピート・ロックによると、グランド・ダディ・I.U.は眠っている間に「安らかに」息を引き取ったという。ピートはインスタグラムに「グランド・ダディ・I.U.は眠っている間に安らかに亡くなった」と投稿し、2人は互いを「非常に尊敬」していたことも認めた。また別の投稿には「俺たちは機会を逃がした。互いを非常に尊敬していた。安らかな眠りを、グランド・ダディ・I.U.」と書いている。
一方、グランド・ダディ・I.U.の代理人ラヤはインスタグラムで「いいえ、私は大丈夫ではありません。打ちのめされています。私が彼と彼の家族にどれだけ純粋な愛と尊敬を持っていたかを、私のことを本当に知っている人なら誰でもわかっています。彼らへの尊敬の念から私は今静かにしています」とつづり「写真やストーリーで何かを公表する投稿をする必要はありません。平和的で容易な移行を祈っています」と続けた。
また、ラップ界の伝説的存在LL Cool Jもインスタグラムでグランド・ダディ・I.U.に敬意を表し、その「貢献」に感謝している。「安らかな眠りを、キング。ヒップホップは君のDNAにあった。君の貢献に感謝するよ」と追悼した。
同じくラッパーのバスタ・ライムスはそのトリビュートに「このクレイジーさに目覚めた。安らかな眠りを、グランド・ダディ・I.U.」とコメントを入れ、ウータン・クランのメソッド・マンも同じくこの投稿で訃報を知ったようで「何だって!まさか!ロングアイランドのレジェンド。安らかな眠りを、キング」と悼んだ。