ビル・ゲイツ氏 自身が世界長者番付から外れると予測 慈善団体への寄付を続け

 ビル・ゲイツ氏(67)が、自身が世界長者番付からいずれは外れることになると予測している。元妻メリンダ・ゲイツ氏と共にビル&メリンダ・ゲイツ財団を通した社会奉仕事業で知られるマイクロソフトの共同創業者ゲイツ氏は、慈善団体への寄付を続けることで自らの資産が大幅に減少すると説明した。

 ブログ「ゲイツ・ノーツ」への毎年恒例の年末投稿に「10月に67歳になった。それほど歳をとったなんて信じ難い。アメリカでは、私の歳のほとんどの人は定年を迎えている!でも私は、スローダウンする予定はない。私が20年以上前に開始したプロジェクトに今でもフルスピードで取り組んでいる。私の資産の大部分を社会に返すということだ」と綴っている。

 また「世界長寿番付で私がどこに位置するかなど気にしないが、私が与えることに成功するにつれ、ランキングは下がり、最終的にはリストから外れることになるだろう」と予測。「私の社会奉仕活動は、世界で見られる酷い不公平を減らす手助けをする一つの方法だと常に考えてきた。また、最大数の人々に最善となる方法で私の富を社会に返す責任を感じている」と続けた。

 そして長女ジェニファーさん(26)が第1子を妊娠していることに触れ、「『私は来年おじいちゃんになる』というフレーズをタイプするだけで、感傷的になる。その想いが、私の仕事に新たな側面を与えている。私の孫が生まれてくる世界を考えた時、これまで以上に全ての人の子供や孫たちが生き抜き、健やかに成長する機会が持てるよう手助けしたいと刺激を受けている」と明かした。

 ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、世界中の医療ケア向上と極度の貧困を減少することを目的に2000年に設立された。

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