ボブ・ディラン ウータン・クランとエミネムの大ファン!?
伝説的シンガーソングライターのボブ・ディランはウータン・クランとエミネムの大ファンだという。ボブは人々の推薦やライブを通じたり、また単に目を覚ましたとき新しいアーティストを発見するなど、新しい音楽を発見するのは「ほとんどが偶然」であると明かした。
お気に入りのアーティストについて、ウォール・ストリート・ジャーナル紙に次のように語る。
「オアシスのギャラガー兄弟、ジュリアン・カサブランカ、クラクソンズ、グレイス・ポッターが好きなんだ。メタリカは2回観た」
「ジャック・ホワイトとアレックス・ターナーを観るために特別な努力をした。ザック・デピュティは、最近知ったんだ。エド・シーランのようなワンマンショーだが、演奏するときは座っているんだ」
「ロイヤル・ブラッド、セレステ、ラグ・アンド・ボーン・マン、ウータン、エミネム、ニック・ケイヴ、レナード・コーエン、言葉や言語に対する感覚がある人、私と同じようなビジョンを持っている人のファンなんだ」
しかしながらボブは、現代のアーティストで本物の「スタンダード」を書ける立場にあるのは誰なのかと疑問を呈してもいる。
「今日、誰がスタンダードを書こうとしているんだ?ラップ・アーティストか?ヒップホップやロックのスターか?レイブ・パーティーする人、サンプリングの専門家、それともポップ・シンガー?あれはエスタブリッシュメントのための音楽だ。イージーリスニングだ。現実の生活をパロディ化し、演じているに過ぎない。コンピュータが作ったモデルだ。スタンダードとは別物であり、別の次元のものだ。他の曲のお手本になるような、ロールモデルになる曲は、1000曲に1曲ぐらいしかない」
一方、ボブは今でもCDやラジオで音楽を聴くことに熱心で、古い真空管式レコードプレーヤーの「パワフルで奇跡的な」音質にもこだわりがあるという。
「CDや衛星ラジオ、ストリーミングで音楽を聴いている。でも、古いレコードの音は大好きで、特に昔の真空管式レコードプレーヤーで聴くのが好きなんだ」
「30年前にオレゴンのアンティークショップで3台買った。小さいけど、その音質はとてもパワフルで奇跡的で、深みがあり、予測不可能で今とは違っていた日々に私を連れて行ってくれるんだよ」