ヘンリー王子、母ダイアナ妃の死は偽装だと信じていたと告白
ヘンリー王子(38)が、長い間、故ダイアナ妃の死はでっち上げだと信じていたことを明かした。1997年にダイアナ妃がパリで交通事故により他界した時はまだ12歳だったヘンリー王子、「何年も」母親を失ったことを信じられなかったそうで、その夜の出来事を辿った時、初めて母親が二度と連絡をしてくることはないと理解したという。
『60ミニッツ』に出演したヘンリー王子は、こう話している。「長い間、私は母が逝ってしまったということを受け入れられずにいました。母が私達にそんなことをするはずがないと思っていたからです」「それと同時に、全てが計画されたものだとも(感じていた)」「(母親が生きていると信じていた)時もありました。母が私達に電話をかけてきて、私達が母を訪ねることになると」
そして兄ウィリアム王子も、母親が世間の目から離れ、どこかで静かに暮らしていると願っていたそうで「ウィリアムと私は、そう話していました。彼も同じようなことを考えていたのです」と続けた。
そして20歳の時に、ダイアナ妃の恋人ドディ・アルファイド氏、運転手アンリ・ポール氏も死亡した同交通事故に関する警察の報告書を読んだそうで、それには事故現場の写真も含まれていたという。どうして報告書を見せてもらったのかという質問に対し、ヘンリー王子は「主に証拠です。母があの車の中にいた証拠、母が負傷したという証拠です。また、母をトンネルまで追跡したのと写真を撮ったのが同じパパラッチだったという証拠です。後部座席で瀕死状態で横たわる母の写真です」と答えた。
しかし、個人秘書から全ての写真を見ないように忠告されたそうで「私が見たのは、母の後頭部の写真だけです。後部座席で前かがみになっていました。もっと見るに堪えないものがありました。全てを見なかったことで私は自らに痛みを与えないで済んだのです。彼に永遠に感謝します。そのようなものは、永遠に心に残ってしまいますからね」と続けた。
ヘンリー王子は、母親の事故について納得できない点が多くあるものの、調査の再開を求めるつもりはないという。