大ヒット『アバター2』当初は別エピソード「結局、全部捨てた」
大ヒット映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に神秘の星パンドラの住人ナヴィ族が宇宙へ行くという企画があったそうだ。昨年12月に劇場公開されたジェームズ・キャメロン監督による同新作、舞台を前作の熱帯雨林から海中へと移したが、脚本家のリック・ジャッファとアマンダ・シルヴァーが当初のアイデアを明らかにした。
ジャッファはエンターテイメント・ウィークリー誌にこう語っている。
「ナヴィ族の宇宙戦というアイデアもありました。そのアイデアはとても好評で、私たちはそれについてたくさん話をしました。しかし私たちは『それは私たちのストーリーとどう連動するのだろう?』と悩んでいました」
「ジム(キャメロン監督)は、『じゃあ、2、3週間待ってくれ』と言って、その後脚本を全部書き上げました。素晴らしい脚本でした」
しかしチームはこのアイデアを気に入っていたというものの「結局、脚本は全部捨ててしまいました。全体的なストーリーとは相性が悪かったのです。脚本家の部屋では、このようなマイナーなアイデアを、ストーリーに合うかどうか確認することは珍しいことではありません」とジャッファは続けた。
一方でシルバーはこう説明する。「このアイデアは、ライターズ・ルームで6カ月間話し合われました。映画3本分にそれぞれ分解して、より大きなサーガを描く予定でした。でもどの映画を書けばいいのか分からなかったのです。2013年のクリスマスになると、ジムは私たちにどの映画か教えてくれて、脚本を書かせてくれました」
ジャッファとシルバーは、2013年の時点で続編の脚本を開発するために結成されたキャメロン監督のシンクタンクの一員で、ジョシュ・フリードマン、シェーン・サレルノとともに、同作品の脚本に携わっている。