カナダ出身ラッパーのコンサート中にファンが観客席から落下
カナダ出身のラッパー・ドレイクのコンサートで、興奮しすぎたファンがオーケストラピットに落ちる事態が発生した。22日、シリウスXMラジオ主催のイベントがニューヨークのハーレムにあるアポロ・シアターで開催、ドレイクは21サヴェージをステージに迎え90分のセットを披露していたが、途中男性ファンがバルコニーからNFLニューヨーク・ジャイアンツの選手らが座る席に落下したという。
同イベントの参加者が翌日ページ・シックスに明かしたところによると、そのファンは「落ちた」わけではなく、興奮しすぎて自ら観客の中に飛び込んだそうだ。一方、別の目撃者によると、そのファンは中二階から地上階のジャイアンツの選手らに向かって真っ逆さまに落ちたという。
一方、同事件に気づいたドレイクは即コンサートを中断、会場が明るくなると、「無事かどうか確認する」と観客席に呼びかけたそうだ。後にそのファンの無事が確認されると、「ケガ人はいません。アポロのショーは続きます!」とアナウンスされコンサートは続行、素晴らしい盛り上がりを見せていたという。
ちなみにエンタメサイトのザ・シェイド・ルームがその模様を収めた動画を公開、ジャイアンツの選手ダニエル・ジョーンズ、サクオン・バークレー、ケイボン・ティボドーや、元ジャイアンツのオデル・ベッカムやニューヨーク・ヤンキースのMVP、アーロン・ジャッジの姿もあった。
先週末の2日間に渡ってドレイクは『ベスト・アイ・エヴァー・ハッド』、『ヘッドラインズ』『ゴッズ・プラン』といったヒット曲など40曲を披露、21サヴェージの他にもディップセット、リル・ウージー・ヴァート、ジム・ジョーンズ、ジュエルズ・サンタナらがゲストとして登場していた。
一方観客席にはエイサップ・ファーグ、ケヴィン・デュラン、ゲイル・キング、ジャスティン、ヘイリー・ビーバー夫妻らの姿があった。
コンサート後アポロ・シアターは同事故について調査中と声明を発表している。