世界的歌手 『アナ雪』の主題歌に後悔 ライブパフォーマンスが困難に

 歌手で女優のイディナ・メンゼル(51)は、『アナと雪の女王』の主題歌のピッチを上げるよう作曲家に頼んだことを後悔しているという。2013年の同ディズニー映画でエルサの声を担当したイディナ、今やお馴染みとなった『レット・イット・ゴー』をレコーディングするよう渡されたが、21歳のキャラクターにはあまりにも自身の声が「大人っぽい」ことを懸念し、作曲家にピッチを高く変更するよう依頼、おかげで以来この曲のライブパフォーマンスがより困難なものになってしまったそうだ。

 イディナはCNNにこう語っている。「ディズニー・プリンセスになること、ディズニー・ファミリーに迎えられること、ミュージカルに出演すること、それはとても壮大で素晴らしい業績であることだとわかっていたけれど、それがこれほどまでに社会現象化するとは思ってもいなかったわ。映画の中の若い女性を表現するには、私の声は大人っぽすぎると思ったから、ピッチを上げてくれるように頼んだの。なぜそんなことをしたのかわからない。世界中でコンサートをしているときに、風邪をひいている時は、(声が出ないと)死にたくなるわ」

 2019年公開の映画『アナと雪の女王2』でエルサ役を再演した一方で、ブロードウェイのヒット作『ウィキッド』のエルファバ役の元祖としても知られるイディナ、「でも、『半ステップ上げてみて』とお願いしたの。そうすれば、私の声がもう少し無邪気に、もう少し若く聞こえるから。今見ていて、『なんてこと、私はそこで何を考えていたの』って思った。でも少し若く、少し弱々しくなったように聞こえたので、良かったわ」と続けている。

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