人気ラッパー 20歳の歌手殺害事件の関係を弁護士が示唆 生前、確執を語っていた
ラッパーのドレイク(36)が、ある弁護士からXXXテンタシオンの殺害との関係を示唆された。2018年にフロリダ州のバイクショップの外で撃たれ20歳の若さで死去したXXXテンタシオン。検察官によると強盗がエスカレートしての殺人とされたものの、被告人3人の弁護チームが、当時ドレイクとXXXテンタシオンには確執があり、捜査官は十分に調査していなかったと主張した。
現在も続く訴訟を伝えたニューヨーク・ポスト紙によると、XXXテンタシオンは自分が死んだ場合、その理由はドレイクだとソーシャルメディアで語っていたそうで、後にその発言を撤回。ちなみにドレイクがこの殺害に関与している証拠は全くないという。
同事件を巡っては現在、マイケル・ボートライト、デドリック・ウィリアムズ、トレイヴォン・ニューサムの3人が第1級殺人の罪に問われている
フロリダ州にあるマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件の4カ月後に起きた同事件に関して被告の弁護士は、同州ブロワード郡の保安官事務所がプレッシャーにさらされ、他の容疑者らを詳しく調査することもなく解決しようとしたと主張。弁護士の1人マウリチオ・パディラ氏は陪審員らに「ブロワード郡にとって、関係者すべてにとって、これは悪夢でした」と話していた。
一方、容疑者の3人は2018年6月18日、バイクショップのリヴァ・モータースポーツで強盗を行う予定で、マスクを買いに行ったところ、店内にXXXテンタシオンを見つけ標的にしたという。検察官のパスカル・アキレ氏は裁判の中で、XXXテンタシオンが同店を出てBMWに乗ったところ、ウィリアムズが自分のSUV車で行く手を遮り、ボートライトとニューサムがBMWに突入し強盗しようとしたと述べていた。
3人の容疑者はXXXテンタシオンのルイ・ヴィトンのバッグの中に入っていた約5万ドル(約660万円)を奪い、ボートライトがXXXテンタシオンに向かっていきなり銃を数発放ったとされている。