人気ラッパーのスタントマンが交通事故で死亡 道路を横断中にトラックに轢かれる
ラッパーのエミネム(50)のスタントマンを務めていたライアン・シェパードが死去した。享年40歳だった。1999年のアルバム『ザ・スリム・シェイディ LP』のリリース後、キャリア初期のエミネムと仕事をしていたライアンが1月31日、道路を横断中にトラックに轢かれ死亡した。
ケニウィック警察の報告書によると、ライアンがワシントン州ケニウィックの道路を渡ろうと足を踏みだした時に事故が起きたとピープル誌が報じている。トラックの運転手は事故後現場に留まったそうで、その時点での運転上の責任能力はあったという。ライアンは地元の病院に運ばれたが間もなく死亡、同警察の交通部門は現在もこの事件を調査中だ。
リンクトインのプロフィールによると、ライアンは2002年のMTVアワードでクローン・ラップ・ボーイとして、また同年のアンガー・マネジメント・ツアーではヨーロッパと日本のツアーに同行するなど、4年間エミネムのスタントマンや代役を務めていた。更に、エミネムがメンバーだったヒップホップ・グループD12の『パープル・ピルズ』他のMVにも出演していたが2005年、D12のレーベル、シェイディ・レコードを離れ、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングやスペースXでエンジニアとして活躍した。
TMZによると、ライアンには7歳と11歳の2人の子供がいるという。2019年にも近くの地域で同様の死亡事故が起きており、これが過去4年間で2件目になると地元の新聞は伝えている。地元当局は雨と視界不良が原因とみている。