伝説バンドの最後の創設メンバーが死去 死因は不明

 「スイート・ホーム・アラバマ」などで知られるロックバンド、レーナード・スキナードの最後のオリジナル・メンバーであるゲイリー・ロッシントンさんが5日、71歳で死去した。「レーナード・-」はFacebookで声明を発表した。「兄弟で友人で家族で、ソングライターであり、ギタリストであるゲイリー・ロッシントンが本日亡くなったことを深いお悔みの心と悲しみをもって伝えなければなりません」「ゲイリーは今、天国でバンドメンバーや家族と共に、いつものと変わらずに演奏しているはずです」「デイル、メアリー、アニー、そしてロッシントンの家族全員のために祈りを捧げてください。この大変な時に、ご家族のプライバシーを尊重していただければと思います」

 現時点では死因は不明となっている。

 ゲイリーは、1976年にフォード社のトリノを運転し木に衝突する交通事故に遭ったが、幸運にも命に別状はなかった。翌年、飛行機事故により同バンドのシンガー、ロニー・ヴァン・ザント、ギタリストのスティーヴ・ゲインズ、バックボーカルのキャシー・ゲインズが死去したものの、ゲイリーは両腕と足を骨折し、胃と肝臓に穴が開いた状態で一命を取り留めた。

 薬物やアルコール依存、心臓に関する病気とも闘った。そして2019年に緊急心臓手術を受け、アメリカ公演の欠席を余儀なくされていた。当時発表された声明では「我々の思いと祈りは、緊急心臓手術から回復するゲイリー・ロッシントンと共にあります。ゲイリーは自宅で家族と共に療養しています。元気に十分な回復が見込まれることをお知らせいたします」「この1年国境が閉鎖され、我々全員がそのことを経験しました。ロッシントン家はゲイリーの不在中にバンドが演奏することをすすめました。音楽は強力な癒しなのです。公演をキャンセルするより行って、音楽をみなさまにお届けする方が良い選択だと感じました」「ゲイリーが一刻も早く回復することを祈っています」「そして、ゲイリーを元気づけるメッセージがあればぜひ送ってください。読むのを楽しみにしているはずです」とコメントしていた。

 2003年に5つのバイパス手術を受けた後、2015年に心臓発作に見舞われていた。

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