大物女優が涙の告白 米国の銀行経営破綻問題で財産の半分を失う 

 女優のシャロン・ストーン(65)が、銀行の問題で「自分の財産の半分を失った」ことを涙ながらに明かした。カリフォルニア州ビバリーヒルズで開催された女性がん研究基金のチャリティイベント「アン・アンフォゲッタブル・イブニング」で、シャロンは聴衆に善意を寄せ現金を寄付するよう促すとともに、自身も大きな金銭的打撃を受けたものの、助力したいとする感動的なスピーチを行った。

 同イベントで、カレッジ・アワードを受賞したシャロンは、会場となったフォーシーズンズ・ビバリー・ウィルシャーホテルのステージでスピーチした。

 「お金をテキストで送信する方法を理解しなければならないのは大変だってわかっている。私はテクノロジーに疎いけど、小切手を書くことができる。今は、それは勇気のいることでもあるのよ。私は何が起こっているかわかっているわ。銀行の問題で自分の財産の半分を失ったの。そんなことで私という存在はこの場から消えはしないけど」

 自身のお金の問題について、それ以上の詳細を語らなかったシャロンだが、先日シリコンバレー銀行が経営破綻し、その影響により金融市場が不安定になるという大きなニュースが報道された直後であったことから、その関連が噂されている。

 またシャロンは、心臓病との闘病の末に先月に57歳で死去した弟パトリック・ストーンの喪失の悲しみにも言及。「私の弟が亡くなったからといって、私がこの場からいなくなるわけではない。私たちにとって今は簡単な時代ではない。世界にとっても難しい時代だけれど、私に何をすることができるか、できないか、どのように生き、私の人生の価値とは何であり、何でないかをどこかの政治家に言われるつもりはないわ。だから立ち上がって。自分の価値を主張して。やってみて欲しいの。それが勇気よ」と語った。

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