「パイレーツ・オブ・カリビアン」出演俳優 ゼレンスキー大統領とウクライナで面会

 俳優オーランド・ブルームがウクライナを訪れ、ゼレンスキー大統領と面会した。ユニセフ親善大使として同国を訪問した「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズで知られるオーランドは、3日間の滞在中、キーウ、イルピン、デミディウを訪問、ロシア軍事侵攻による被害を受けた子供達と交流した後、同国の大統領と言葉を交わした。

 オーランドはゼレンスキー大統領に「子供達と会い、その目の中には不安が映っているものの、ウクライナの人々の強さには本当に畏敬の念で一杯です」と話した。また自身の母親からのメッセージとして「あなたの敗北は希望の敗北となるので、あなたは勝たなければなりません」と大統領に伝えた。

 大統領は、毎晩放送しているメッセージの中で「会見中、人道的援助の取り組みや子供達に焦点を当てた再建について話し合いました。ユニセフと我々のチームは、複数の方面で協力し、勝利を近づけ、そしてウクライナの子供達のために幸せな子供時代をとり戻します」と語った。

 訪問中、子供達がサイレンが鳴りだした後も勉強が続けられるようユニセフの援助を受け地下を改造した防空壕がある学校を訪問、「私が会った子供達の中には、例えばドネツク州ヴォルノヴァーハに住む10歳のハンナさんのように、1年以上にわたり対面式の教育が制限されている子供もいました」「ユニセフは、子供達がオンラインで学習できるよう支援していますが、同級生や教師たちとの交流といった重要な体験ができずにいます。特に低年齢の子供達にとっては、このような交流は感情的、認識的な発達にカギとなるもので、コンピューター画面では代用が務まらないものです」と語った。

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