「氷の微笑」シャロン・ストーン、マイケル・ダグラスとのギャラは18億円差
女優のシャロン・ストーン(65)が、『氷の微笑』で得た出演料は共演したマイケル・ダグラス(78)よりも1350万ドル(約18億円)も少なかったという。ポール・バーホーベン監督による1992年のエロティック・スリラー作品は、かの有名なシャロンの足組みシーンを見たい観客が殺到したおかげで興行収入は3億5300万ドル(約468億円)近くに上った。
3月28日、シャロンはニューヨーク・ウィメン・イン・フィルム・アンド・テレビジョンの第43回ミューズ賞年次昼食会に出席。同作で気まぐれな犯罪小説家キャサリン・トラメルを演じ50万ドル(約6600万円)の収入を得たことについて、「マイケル・ダグラスは1400万ドル(約18億円)稼いだ。私は新人だった。私は新人で彼は大スターだった」と話した。
主に女性の映画やテレビ関係者が集まる同イベントで出演料の格差を明かしたシャロン、当時、同作のライン・プロデューサーからはプロジェクトの「最初から最後まで」カレンと呼び続けられ、無礼な扱いを受けたという。「彼は(アカデミー賞受賞式後の)パーティのガバナーズ・ボールでも、私を『カレン!』と呼んでいたわ」「そしてポスターに自分の名前は載っていなかったけど、あの屈辱は本当に深く心の中に刻まれた」
そんなシャロンは、サイコなバイセクシャルであるキャサリンが足を組み換え、陰部を一瞬見せる有名な警察の尋問シーンについて、バーホーベン監督にだまされて下着を脱がされたと繰り返し主張している。
一方、2016年にバーホーベン監督がエンパイア誌に語ったところによると、このシーンのアイデアは自身が、下着をつけていない女性と参加したパーティーから生まれたそうで、これについて撮影前にシャロンと話し合い、シャロンは「そのアイデアにとても興奮していた」そうだ。
シャロンは同シーンを嫌悪していたものの、2006年にマイケル・ケイトン=ジョーンズが監督を務めた『氷の微笑2』でキャサリンを再演している。