60歳で突然死のベテラン俳優 最後のインタビューで共演者を「家族」と呼んでいた
ランス・レディックが最後のインタビューで、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の共演者を「家族」と呼んでいたという。3月17日、自然要因による突然死により60歳で急逝したランス、生前共演者のキアヌ・リーブス(58)とイアン・マクシェーン(80)との絆を語っていたことが明らかになった。
3月24日に『ケリー・クラークソン・ショー』で公開されたクリップの中で、ランスはこう語っている。「私たち3人は生まれてきた家族ではなく、自分たちが作った家族で、本当に家族なんだ」
ランスは、キアヌとイアンと共にチャド・スタエルスキ監督の「ジョン・ウィック」シリーズ全作品で10年間にわたり、ホテルのコンシェルジュであるフィクサーのシャロンを演じており、同シリーズ最新作がシリーズ最後の作品となった。
3月20日にロサンゼルスのTCLチャイニーズ・シアターで行われた『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のプレミア上映会でキアヌはデッドラインにこう語っている。「彼は美しい人だった。素晴らしいアーティストであり、礼儀と品格を備えた人で、彼の作品に情熱を燃やしていた」「10年に渡り、(「ジョン・ウィック」シリーズの)4本の映画で彼と仕事ができたことは、僕にとっては非常に特別なことだ」「彼がここにいないのが非常に残念だ」
またキアヌは、妻ステファニーさんや2人の子供を残して先立ったランスが「輝く光」だったと『エンターテイメント・トゥナイト』に話していた。同イベントにはキアヌをはじめキャスト陣が、ランスの好きだったブルーのリボンを付けて出席、追悼の意を表していた。
一方、同新作の他にもランスには既に撮影を終えていた作品があり、同シリーズのスピンオフ作『バレリーナ』をはじめ、軍法会議の裁判長であるブレイクリー大佐を演じた裁判劇『ケイン号の叛乱』、ゼウスの声を演じたドラマ『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』『ホワイト・メン・キャント・ジャンプ』などが今後公開となる予定だ。