チャールズ国王 戴冠式で聖油を受けるシーンを撮影禁止に

 チャールズ国王が、戴冠式で王冠を授かる前に聖油を受けるシーンを撮影禁止にしたという。国王は、透けて見える天蓋を通して撮影するという当初の計画を取り止め、「儀式の最も聖なる部分では公の目を避ける」ことにしたとデイリー・ミラー紙が伝えている。

 ある王室関係者は、5月6日の戴冠式での塗油について、こう続けている。「国王は、自らの役割と、(神との)関係を非常に真剣に捉えていますので、これまで行われてきた通りに完全なかたちで塗油を受ける意向です」

 故エリザベス女王は、1953年の戴冠式で、金色の布がかかった天蓋の中で塗油を頭に注がれていた。チャールズ国王とカミラ王妃には、3月にエルサレムで聖職者により祝福された聖油が使われる。

 戴冠式では、まずカミラ王妃が王冠を授かった後、チャールズ国王がカンタベリー大司教から頭に聖エドワード王冠を授かるかたちで正式に君主となる。

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