有名芸能人一家の女優妻 流産を告白「突然体から血が出て…生きている女性の経験の一部」

 女優のレイチェル・ワイズは、以前流産したことがあるという。『007』で知られる俳優ダニエル・クレイグの妻でもあるレイチェルは、出演中の新ドラマ『戦慄の絆』の出産と喪失の描写について話題となった際、自身の経験について率直に語った。

 Amazonプライム・ビデオの同ドラマシリーズで、出産シーンの一部に対する反応に驚いたかと尋ねられたレイチェルは、ポッドキャスト番組『ザ・ニュース・エージェンツ』で司会のエミリー・メイトリスとジョン・ソペルにこう答えている。

 「女性の経験としてこれが語られていただけで、強調されたり誇張されたりしているように見えなかったから驚いたんだと思う」

 「ドラマチックにするための音楽もなく、とてもシンプルで、かなりストレートな方法で撮影されているから」

 「そう驚いたわ。女性は流産することがあるし、私も流産の経験がある。突然体から血が出てきたりするのは、すべて女性が生きているという経験の一部に過ぎない」

 「私たちは映画やフィクションでそういったことが表現されるのに慣れていないと思う。だからこのドラマは新境地を切り開いているのかもしれない」

 同シリーズで双子の産婦人科医を演じるレイチェルは、テレビや映画で描かれる出産を見慣れていないため、このシーンを批判する人もいると考えているという。

 「暴力、死、銃撃、脚の切断、血の噴き出しなど、さまざまな状況の幅広い映画言語があると思う」

 「フィクション上の表現では、私たちはそれに完全に慣れているだけ。殺人、死、暴力、流血、吐血、若い女性が縛り付けられ、レイプされ、殴られる。でも赤ん坊の頭が女性から出てくるのを見るのは、それはまさに女性の経験よ。つまり赤ちゃんを産む女性にとっては」

 アメリカ在住の二児の母であるレイチェルは、死刑を支持する中絶反対派の活動家にも矛先を向ける。「人生の初めと終わりに異なるルールがあるのはとても奇妙ね」「子供は生まれなければならないが、彼らのための無料の医療はない」「人生の終わりには命を奪うことができる。政府はあなたに死ぬべきだと言う選択ができる。しかし人生の初めに、女性には選択の余地がない。それをどう正当化するの?」

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