人気ラッパー パパラッチから訴えられる 携帯電話を奪い取って道端に投げつける
ラッパーのカニエ・ウェスト(45)がパパラッチから訴訟を起こされた。カニエと出会った際に携帯電話を掴まれたというカメラマンのニコル・レフマニク氏、その後も長期に渡り悪影響が出たとしてカニエを相手取り裁判を起こした。
1日の記者会見でレフマニク氏はこう話す。「私の車に近づいてきて、殴って来そうな様子でした。私の携帯電話を奪い取り、怒りに任せ道端に投げつけたのです。その後も彼のせいで恐怖が残りました。私に襲い掛かる、叩く権利など彼にはありません、おかげで自分の職業を続けることが怖くなりました」「イェ(2021年にカニエから改名)には私にしたことには報いが来ることを知ってもらいたいと思います。その嫌悪すべき彼の行動を変えさせるため私は立ち上がることを決心しました。このような事件を他のセレブリティとの間で経験したことはありません。皆さんに知ってもらいたいのはこの職業(パパラッチ)をする人々にも素晴らしい人たちがいるということです」「私たちはセレブリティらを気にかけています。彼らの健康を常に考慮しているのです。私は被害を与えることは決してしません」
今回の訴訟でニコルは、同事件で精神的、感情的な苦痛が残ったと主張、パパラッチの間では、カニエは暴力を奮うという評判があると続けている。「被告イェにはカメラマンに対する暴力の評判があること、彼らを怪我させたその履歴、脅迫じみたボディランゲージからも、原告は、カメラマンの安全性に関して恐怖を感じるようになりました。被告イェを恐怖に感じるあまり、彼女(ニコル)は自分の車から出たくないと感じたのです」「彼(イェ)は原告の車に近づき、その手に持っていた携帯電話を取り上げました。その行動に原告は被告イェが武器を所有もしくは自分を殴るかもしれないと恐怖を覚えたのです」
一方、ニコルの弁護士グロリア・オルレッド氏はカニエに対し、誰もが撮影できる公の場所にいたことを覚えておくべきだと話す。「それで食べているプロのカメラマンは、セレブリティの干渉なしにその仕事をする権利があります。言葉を使って、不快であることを伝えることはできます。しかし、誰かの持ち物をつかみ取る権利は彼にはありません。実際それはカメラマンが生活費を稼ぐ道具であり、その時の出来事は彼らの仕事を阻止することでした」「彼は公の場所にいたことを把握する必要があります。あの道は公の場所です。公の場所では誰もが撮影する権利があります。撮影されたくないのであれば、彼はプライバシーを保てる自宅にいればいいのです」