90歳の名優が処女小説を執筆 11月に発売へ「サスペンス小説を書くのが夢だった」

 俳優のマイケル・ケイン(90)が初めての小説を発売する。これまで2冊の自叙伝を書いてきたマイケルだが、『デッドリー・ゲーム』というタイトルのサスペンス小説を執筆、11月にホッダー ストートン社から出版予定だ。

 元SAS(特殊空挺部隊)の兵士でメトロポリタン警察の刑事となったハリー・テイラー主任警部が、高度な犯罪組織を解明していく過程を描く同新作についてマイケルは声明でこう話している。「ずっと前から好きなジャンルのサスペンス小説を書くのが夢だった。『デッドリー・ゲーム』を書いて、再びホッダー社と出版することとなり大変うれしく思っている。読者も楽しんで読んでくれるといいね」

 東ロンドンのゴミ捨て場でウランを発見した2人のゴミ収集家のニュースを読んで今回の小説のあらすじを思いついたというマイケル、その内容についてタイムズ紙はこう伝えている。「テイラーは(東ロンドンの)ステップニーに謎のまま捨てられ警察が回収する前に盗まれた荷物を発見する」「世界中のセキュリティ機関が警戒態勢に入る中、元SASのハリーとロンドン警視庁のチームは、誰がウランを持っていてどうするつもりなのか、時間がない中で事件を解明していき、ネオナチ、コロンビアの麻薬カルテル、ロシアの億万長者、貴族の英国人美術商が絡んでくる」

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