イケメン俳優 人気テレビコメディ撮影中「本当に不幸だった」
俳優ジェイソン・シーゲル(43)は、人気テレビコメディシリーズ『ママと恋に落ちるまで』の最終シーズンで「本当に不幸」だったという。米CBSの長寿シットコムでマーシャル・エリクソンを演じたジェイソン、テレビや映画での自身の成功とは裏腹に、創作の自由がないと感じていたことを明かした。
ハリウッド・リポーターに、ジェイソンはこう説明している。「私の人生とキャリアの中で、『ママと恋に落ちるまで』の最後の数年の頃に、映画とテレビの両方で物事がうまくいっていて、みんなにも『仕事順調だね』と言われていた時期があった。そして、その時私は本当に不幸だった」「方程式の何が問題なのかに向き合わなければならなかった。『もういいや、自分のやりたいことをやる』と決断するのは本当に素晴らしいことだけど、残念ながら、『(お前がやりたいことは)どうでもいいんだ』みたいな、許可をもらわなければならないシステムがあったんだ」
コメディの分野において映画とテレビ両方で成功を収めたジェイソンだが、自分の能力に自信がなく、ドラマは無理だと心配してもいたそうだ。「『ママと恋に落ちるまで』が終わった後、次に何をしたいのか分からなかったんだ。自分は本当にドラマをやるほどの実力があるのだろうかと、本当に悩んだよ。作家デヴィッド・フォスター・ウォレスを演じるために『人生はローリングストーン』という映画の仕事を受けた。メガネとバンダナをつけてセリフを言う時に、『サタデー・ナイト・ライブ』のスケッチに見えないようにする難易度が、非常に高く感じられた」「また、コメディの場合は準備の仕方が違って、予習というシステムもない。私たちは即興的なやり方で、大きな台詞の塊のようなものを作り上げた。文字通り、頭の中で『(役者の)エドワード・ノートンならどうするか』と考えてやったよ。方言指導を受けたり、本物の役者ならやると聞いていたことを全部やった。でも、怖かったね」