85歳の超大物俳優 12年前に演じた父親役を「無意味」と回想
俳優のアンソニー・ホプキンス(85)が、『マイティ・ソー』での自身の演技を「無意味」と表現した。アカデミー賞主演男優賞を2度受賞しているアンソニー、2011年のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の同映画作品でクリス・ヘムズワース演じる主人公ソーの父親であるオーディン役を演じたが、このプロジェクトにやりがいを感じなかったため、全力を尽くすことに意味を見出せなかったそうだ。
アンソニーはニューヨーカー誌にこう語っている。「(特撮用の)グリーンスクリーンの前に座っているのであれば、演技をする意味がない。彼らは僕に鎧を着せ、つけ髭をつけさせた。玉座に座って、ちょっと叫べばいいだけだった」
そんなアンソニーは以前、身体的に無理になるまで俳優を続けることを示唆、引退するつもりなのかとサガ誌で質問され、こう答えていた。
「いや、仕事は楽しい。家から出て、何か違うことをするのは楽しいし、目新しさもある。プロセスという言葉は嫌いだけど、アクティビティが好きなんだ。妻のステラは私の健康を心配して、『(演技を)死ぬまで続けたいのか』と私に聞いたことがある。私は『そうだと思う、先に健康が尽きない限り』と答えた。そしたら『本当にやりたいことなら、それでいいのよ』と妻に言われたんだ。そして、現実にそうなった。俳優業は私の情熱だよ」