90年代の人気ドラマに数々出演 実力派脇役俳優死去、85歳
英俳優パクストン・ホワイトヘッドが死去した。85歳だった。人気ドラマ『フレンズ』や『そりゃないぜ!?フレイジャー』などへの出演で知られたパクストンさんがバージニア州アーリントンの病院で息を引き取ったことを、20日、息子のチャールズさんがハリウッド・リポーターに明らかにした。
パクストンの訃報を受けて、演劇界から追悼の言葉が多く寄せられており、米女優ダナ・アイヴィ(81)は「私達は1964年『マイ・フェア・レディ』で初めて共演して、最後は2010年の『真面目が肝心』でした。59年間友達でした。彼が大好きでした。悲痛の中にあります」とソーシャルメディアに綴っている。また英俳優のジム・ピドック(67)は、「彼は驚くべき俳優で、良き友、そして真に素晴らしい人間でした。彼は、とても多くの人にとって大切な存在で、会う人皆の顔に笑顔をもたらせていました」と故人を称賛した。
パクストンは『フレンズ』のシーズン4で、ジェニファー・アニストン演じるレイチェルの職場ブルーミングデールの上司役を演じたほか、『そりゃないぜ!?フレイジャー』『キャロラインin N.Y.』『エレン』『あなたにムチュー』など90年代に人気を博したドラマの数々に出演した。
またパクストンはブロードウェイでも活躍。1962年から2018年にかけて16作品に出演し、リチャード・バートンと共演した1980年のリバイバル作『キャメロット』ではトニー賞にノミネートされていた。