米ベテラン俳優が死去 48歳 アメリカ昼ドラ初のトランスジェンダー役を演じる

 米俳優ジェフリー・カールソンさんが死去した。48歳だった。米ドラマ『オール・マイ・チルドレン』でアメリカの昼ドラ初となるトランスジェンダーのゾーイ役を演じたことで知られるジェフリーさんの訃報を、タイムアウト・ニューヨークの劇場担当者アダム・フェルドマンが伝えた。

 フェルドマンは投稿の中で、『タブー』や『ザ・ゴート・オア・フー・イズ・シルヴィア』などのブロードウェイ作品でも活躍したジェフリーさんを「パワフルな俳優」と称え、「辛い喪失です」と綴っている。

 またシェイクスピア・シアター・カンパニー(STC)も、『ハムレット』や『ロミオとジュリエット』を含む多数の舞台に立ったジェフリーさんを追悼、「ジェフリーは、テレビや映画、ブロードウェイ、そして幸運にも私どもSTCにおいて、美しくニュアンスのあるパフォーマンスを見せてくれました」と故人を称えている。

 ジェフリーさんは、名門ジュリアード音楽院を卒業後、2003年に『ザ・ゴート・オア・フー・イズ・シルヴィア』でブロードウェイ・デビューを果たした。2006年8月に『オール・マイ・チルドレン』にミュージシャンのザーフ役で出演した後、同年11月にはトランスジェンダーの女性ゾーイ役で復帰、翌年4月まで演じた。またボーイ・ジョージによるミュージカル『タブー』では、2003年から2004年にかけて80年代に人気を博した歌手マリリン役を演じたことでも知られている。

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